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波乱のスタート、感動のフィニッシュ
──ベネトンコンビに続いて鈴木亜久里が日本人初の表彰台
息詰まる予選はアイルトン・セナとアラン・プロストだけが3位以下を0.5秒離し、鈴鹿のボルテージは最高潮に達していた。スタート直後、フロントロウからスタートしたセナとプロストが接触し、2台ともリタイア。これでセナが2度目のチャンピオンを決めたが、前年からの遺恨が生んだともとれる結果に世界中のファンは落胆した。その一方で、見慣れない顔触れが揃った表彰式は感動を呼ぶ。ここまで3年間勝つことができず、ロートルと陰口を言われていたネルソン・ピケ。実力を評価されながらもずっと二線級のマシンで走り、結果を出せずにいたロベルト・モレノ。そして、前年度に全戦予備予選落ちの屈辱を味わった鈴木亜久里。日陰者たちが主役へと躍り出た。
[1990.10.21/鈴鹿サーキット]
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